歯列矯正用のワイヤーやブラケットを歯に固定することなく、自分自身で着脱が可能なマウスピース型の矯正装置を歯に装着して矯正を行ないます。マウスピースの厚みが薄く、色も透明に近い矯正装置のためほとんど目立たず、歯の矯正治療中であることが気づかれにくく、着脱ができるため歯みがき(ブラッシング)しやすいのが大きな特長の矯正方法です。
また、月1回程度の通院が必要ですが、ワイヤーやブラケットを使用する矯正治療よりも治療期間が短いため、通院のご負担を軽減することができ、やむを得ず2~3ヶ月治療を中断することがあっても引き続き治療を行なうことができます。
マウスピースは透明に近く、装着しているのが目立たないため、見た目によるストレスを感じさせません。
食事や歯みがきの時はマウスピースを取り外すことができるため、歯ブラシがしやすく、普段どおりに歯やお口の中のお手入れができ、健康で衛生的に保つことができます。
歯列矯正用のワイヤーやブラケットを使用しないため、お口の中の違和感や痛みが少なく、矯正装置が外れたり、衛生面でのトラブルの可能性も少なくなります。
月1回程度の通院が必要ですが、ワイヤーやブラケットを使用する矯正治療よりも治療期間が短く、通院の負担を軽減することができます。
事情等により、やむを得ず2~3ヶ月治療を中断することがあっても引き続き治療を行なうことができます。
成長過程にあるお子さまは、ご自身の成長と共にお口の中の状況も大きく変化します。
そのため、6歳~10歳前後のお子さまの歯が乳歯の場合であっても、歯列矯正を開始するのに適したタイミングであるといえます。
この時期の治療を一般的に、「1期治療」といいます。
この段階で歯科医師は、今後発展しうる問題を予測・確認し、早期治療の必要性について判断することができます。
※1期治療と2期治療の間で永久歯が生え揃うまでの期間や、2期治療が完了し、整えた歯並びを安定させる期間については、一般的に保定装置の使用をおすすめしています。
成長過程にあるお子さまには、この時期特有の問題(乳歯と永久歯が混在する混合歯列)があります。
インビザライン・ファーストを使用した1期治療では、歯並びを整えながらあごの発育をサポートし、これから生えてくる永久歯のために必要なスペースを作ります。
1期治療の目的は、あごの発育をサポートすることです。
つまり、これから生えてくる永久歯のためにスペースを作り、永久歯の歯並びを整えます。
従来の1期治療は固定式矯正装置によって行なわれていましたが、インビザライン・システムにより、歯の矯正治療の選択肢が増えました。
当院では、患者さまは快適かつ安全に、またマウスピース型矯正装置は精密かつ正確に印象採得(歯の型取り)し、より速くお手元に届けられるよう、iTero Element(アイテロエレメント)を導入しています。
iTero Element(アイテロエレメント)は、マウスピース型矯正装置の作製に必要な印象採得(歯の型取り)を、1.精密かつ正確に 2.快適かつ安全に 3.より早くお届けする ための、光学印象口腔内3Dスキャナー&システムです。
従来のシリコンによる印象採得(歯の型取り)は、シリコンを口の中で固める必要があるため患者さまに身体的なご負担をおかけしていました。
特に、嘔吐反射のある方には、シリコンの印象採得(歯の型取り)は大変つらいものでした。
一方、iTero Element(アイテロエレメント)は口腔内を専用の3Dスキャナーで撮影するだけで、精密に正確な歯並びのデータを取得できるため、従来よりも患者さまの負担を大きく軽減することができます。
口腔内を専用の3Dスキャナーで撮影すると、歯型を瞬時にデータ化することができるだけでなく、その場でデジタルの治療シミュレーションを設計できます。
治療前に矯正治療後の歯並びをシミュレーションできるため、安心して治療を進めることができます。
できあがった矯正治療の設計はそのままデータ化して、マウスピースの製作元へ送ることができるため、工程を省略してマウスピースが届くまでの時間を短縮することができます。
シリコンによる印象採得(歯の型取り)よりも細かく正確な歯型が採れるため、精密なマウスピースを作製することができます。
そのため、より一層歯にフィットするマウスピース矯正装置の提供が可能になります。